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司法書士としての今までを振り返って

司法書士としての今までを振り返って

新年明けましておめでとうございます。

播磨町(土山)の司法書士北谷です。

旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
本年が皆様にとって素晴らしい一年となりますことを心よりお祈りいたします。

トップページでもお知らせしておりますが、平成27年1月をもって事務所を移転いたしました。

これを機に、初心に戻る、また決意を新たにするということで、僕が司法書士を目指したきっかけや司法書士業についての今の想いを残しておきたいと思います。

まず、司法書士になったきっかけですが、親が自営業をしていたこともあり、子供の頃から、毎月決まったお給料をもらって仕事をすることにはあまり憧れは無かったと思います(後にそれを後悔した時期もありましたが…)。また、何か自分で仕事をするなら資格をとる仕事のほうがいいだろうな…という考えが漠然とはあったと思います。

恥ずかしながら、特に目標もなく大学に入り(大学時代に時間を無駄にしたことは、僕の後悔TOP3にランクインしています)、周りの友達が就職活動で忙しくなってくると自分も何とかしなければいけないと思いました(この行動の遅さもかなり後悔しています。TOP10にはランクインしています)。
大学生協に行き、資格予備校のパンフレットをパラパラやっていると、聞いたこともない「司法書士」という資格が…年収1300万円?!…弁護士は…年収1000万円?!これは司法書士になるしかない!!と思ってしまったのです。知り合いの司法書士達も大体がこのパンフレットにやられたと言っています。「被害者の会」を結成したいくらいです。

当時の司法試験はいわゆる旧司法試験で難度が非常に高く(今も決して低くはないですが)、また、インターネットもさほど発達していない時期でしたので、手に入る情報も少なく…弁護士より簡単で儲かる資格があるんやぁ?といったところで安易に決断してしましました(若気の至りというのもあります)。

その後、暗黒の受験生時代を過しました。アルバイトをしながら勉強という生活でしたが、最初は勉強の内容がよく解らず、内容が解ってきても出題範囲が膨大なため覚えた先から忘れていくということが続き、本当に歯がゆい日々でした。
よく、「結局受からんかったら、ちょっと法律に詳しいだけの人で終わってしまうなぁ。」とか「いま事故で死んでニュースに出たら『無職』って言われてしまうなぁ。」とか考えて恐ろしくなっていました。
1.5点足りなくて不合格(0.5点ってナニ?)。また1年後に受験し直しといったこともありました。

それでも運よく試験に合格し、僕は喜び勇んでこう思いました。「これから俺の人生が始まる。勝ち組としての人生が!」…今考えればアホすぎて情けなくなりますが、当時は本気でそんな風に思っていました。

詳しい内容は書けませんが、いろいろあって、そう時間を空けることなく、僕の認識が誤りであることに気付かされました。
司法書士って儲からんやん…。ぜんぜん勝ち組ちゃうやん…と。

それから十数年たってそれなりの経験を積んだ今、司法書士になって良かったかと問われればこう答えます。

「司法書士になって本当に良かったと思います。」

なぜそう思うのかですが、まず、司法書士の仕事はいろいと大変なことも多いですが、やりがいがある。また、面白味があるところが気に入っています(おかげさまで収入もソコソコはいただいてます…)。

司法書士の仕事(経営を除く)で一番重要なことは、「経験」だと思います。
誰でも初めて扱う案件というものは必ずあり、非常に困惑したり悩んだり…時には受託を断りたくなることもありますが、それでもその案件に喰らいついてやり遂げたら、それは「経験」になります。
その案件で得たことをファイリングしておけば、次に同じ案件が来た時に迅速に対応できます。

失敗も含めて日々の業務で得たものが「経験」となって経験値が貯まり、司法書士としてレベルアップしていく感覚は堪らないものがあります(ドラクエ世代ですから…)。

また、司法書士の仕事には直接関係のない分野(税法や表題登記など)も勉強すれば、いろいろな知識が繋がり、自分の知識の領土が拡大するようでこれまた堪らないものがあります(信長の野望も好きでしたから…)。

今は、司法書士という仕事が、非常に「面白い」仕事だという風に感じています。

さらに、司法書士の仕事が人様のお役に立てるというところも素晴らしいと思います(司法書士に限らず、どんな仕事でも人様のお役に立てますが…)。

相談に来られる方の中には、何を悩んだらいいのかすら解らない。どこから手を付けて良いのか解らない。という状況の方もいらっしゃいます。

お話しする中で、現在の状況を把握し、問題点を洗い出し、それに対する手続きを提示し、メリット・デメリットをご説明し、選択していただく…。相談に来られた方の表情が見る見る晴れやかになり、感謝の意をおっしゃっていただけると、本当にこの仕事をやっていて良かったと思います。
また、一度ご依頼をいただいた方が再度お声を掛けて下さったり、お知り合いを紹介いただけたりするとうれしくて思わず舞い上がってしまします。

試験に受かった頃は、未熟すぎて「人のために役に立ちたい」なんて考えたこともありませんでしたが、あの頃からすれば、自分は人間的にも成長できたんだなぁと勝手に思い込んでいます。

こうして自分の考えを書き散らしていると、(滑稽に思われるかもしてませんが)非常に身の引き締まる思いです。

皆様にお力添え出来るよう、これからもがんばって行こう。また、がんばらなければならない。と思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

生まれ変わっても司法書士になりたいかと問われたら …それは少し考えさせてください(笑)。


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